菌糸ビン作製プロジェクト1
こだわりの菌糸ビン作製プロジェクト、いよいよ動き出しました。
今回の菌糸ビン作製プロジェクトで目指す菌糸ビンは、
持ちが良くて、幼虫も育つというビンです。
今、ある菌糸ビンの多くはキノコが生えやすかったり、劣化したりする菌糸が多い
ような気がします。
一番良いと思うのは、マツノさんのオアシスで、うちの飼育環境でもキノコは
ほとんど生えて来ません。
そこで今回の菌糸ビン作製プロジェクトでは、オアシスを目標に菌糸ビンを
作製していきます。
☆基本コンセプト
・オアシスと同じ、1次発菌で作製します。
オアシスの持ちの良さの一つに、オガをビンに詰めてから殺菌する1次発菌による
ところがあると考えます。オガを入れてから殺菌することにより、ビンの中やオガに
混ざっていた雑菌類をかなり死滅させられると考えます。
これに対して2次発菌だと、ビンや菌糸に付着している雑菌類は入ったままで、
菌糸の力で発生を防いでいるため、菌糸が弱るとカビや雑菌による劣化が起こります。
もともと1次発菌だと添加剤を大量に入れると菌糸が回らなくなるため、
一定量以下しか入れられないのですが、菌糸を持たせるためにも添加剤は
少ない方が良いと思います。
・朽木オガを使用する。
このオガは甘いクリーミーな香りがします。不思議です。
・常温殺菌
殺菌は常圧殺菌でおこない、殺菌温度を98℃~100℃とすることにより、オガや
添加剤の劣化を抑える。
通常、殺菌には殺菌能力が高く、時間も短く出来る高圧殺菌釜が使われていますが、
この場合、温度は120℃~130℃まで上がるため、オガや添加剤などもある程度劣化する
と思います。2次発菌の場合は後から添加剤を加えられるので、気にしなくても良いとは
思いますが、1次発菌タイプとしては、素材?の栄養を極力残したいため、
常温で殺菌します。
殺菌温度が低い分、時間を長くして、複数回殺菌をおこないます。
使用する鍋は大きい蒸し器を探したのですが、見つからなかったので、Lビンが
7本入る半寸胴鍋を用意しました。
下に敷く蒸し皿は、木製の大型落し蓋に穴を開け使用します。
そして水分量は50wt%です。この辺は諸先輩方のHPなどを参考にさせていただきました。
でも50wt%だとオガがまだパサパサしているので、菌が回るか不安があります。
今後、レシピが固まってきたら、前後に振って最適値を出していきます。
添加剤はA、Bの2種類テストします。そして添加量を振り試作します。
オオクワにどんな添加剤が良いか考えてみました。
ヒラタケに含まれる成分を調べてみると、水分、たんぱく質、カリウム、
カルシウム、ビタミンB1、B2、食物繊維が含まれているんですよね。
そして必須アミノ酸もバランス良く含まれています。これってやっぱり人間と
同じような栄養素が必要なんだと思えて来ました。まあヒラタケの持つ白色
腐朽菌によってリグニンを分解するという役目はあるとは思いますが…。
考えた結果、添加剤としては割と知られているものになりました(汗)。
ただAよりBの方が栄養価が高いと思うので、添加する量を少なく出来、
持ちを更に良く出来ないかと考えています。
現在、殺菌処理中です。
殺菌が完了したら種菌を植え、菌を回せば完成です。
うーん、ちゃんと回るかなー。
次回、ご期待下さい。
今回の菌糸ビン作製プロジェクトで目指す菌糸ビンは、
持ちが良くて、幼虫も育つというビンです。
今、ある菌糸ビンの多くはキノコが生えやすかったり、劣化したりする菌糸が多い
ような気がします。
一番良いと思うのは、マツノさんのオアシスで、うちの飼育環境でもキノコは
ほとんど生えて来ません。
そこで今回の菌糸ビン作製プロジェクトでは、オアシスを目標に菌糸ビンを
作製していきます。
☆基本コンセプト
・オアシスと同じ、1次発菌で作製します。
オアシスの持ちの良さの一つに、オガをビンに詰めてから殺菌する1次発菌による
ところがあると考えます。オガを入れてから殺菌することにより、ビンの中やオガに
混ざっていた雑菌類をかなり死滅させられると考えます。
これに対して2次発菌だと、ビンや菌糸に付着している雑菌類は入ったままで、
菌糸の力で発生を防いでいるため、菌糸が弱るとカビや雑菌による劣化が起こります。
もともと1次発菌だと添加剤を大量に入れると菌糸が回らなくなるため、
一定量以下しか入れられないのですが、菌糸を持たせるためにも添加剤は
少ない方が良いと思います。
・朽木オガを使用する。
このオガは甘いクリーミーな香りがします。不思議です。
・常温殺菌
殺菌は常圧殺菌でおこない、殺菌温度を98℃~100℃とすることにより、オガや
添加剤の劣化を抑える。
通常、殺菌には殺菌能力が高く、時間も短く出来る高圧殺菌釜が使われていますが、
この場合、温度は120℃~130℃まで上がるため、オガや添加剤などもある程度劣化する
と思います。2次発菌の場合は後から添加剤を加えられるので、気にしなくても良いとは
思いますが、1次発菌タイプとしては、素材?の栄養を極力残したいため、
常温で殺菌します。
殺菌温度が低い分、時間を長くして、複数回殺菌をおこないます。
使用する鍋は大きい蒸し器を探したのですが、見つからなかったので、Lビンが
7本入る半寸胴鍋を用意しました。
下に敷く蒸し皿は、木製の大型落し蓋に穴を開け使用します。
そして水分量は50wt%です。この辺は諸先輩方のHPなどを参考にさせていただきました。
でも50wt%だとオガがまだパサパサしているので、菌が回るか不安があります。
今後、レシピが固まってきたら、前後に振って最適値を出していきます。
添加剤はA、Bの2種類テストします。そして添加量を振り試作します。
オオクワにどんな添加剤が良いか考えてみました。
ヒラタケに含まれる成分を調べてみると、水分、たんぱく質、カリウム、
カルシウム、ビタミンB1、B2、食物繊維が含まれているんですよね。
そして必須アミノ酸もバランス良く含まれています。これってやっぱり人間と
同じような栄養素が必要なんだと思えて来ました。まあヒラタケの持つ白色
腐朽菌によってリグニンを分解するという役目はあるとは思いますが…。
考えた結果、添加剤としては割と知られているものになりました(汗)。
ただAよりBの方が栄養価が高いと思うので、添加する量を少なく出来、
持ちを更に良く出来ないかと考えています。
現在、殺菌処理中です。
殺菌が完了したら種菌を植え、菌を回せば完成です。
うーん、ちゃんと回るかなー。
次回、ご期待下さい。
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コメントの投稿
こんばんは。
本格的に始動しましたね。
まず目標は松野さんのオアシス!
楽しみですね、期待してます^^
まず目標は松野さんのオアシス!
楽しみですね、期待してます^^
こんばんは
量産体制が整ったらモニターしますよ。
本気で期待してますので頑張って下さい。
本気で期待してますので頑張って下さい。
こんばんは
ご無沙汰してます。
面白いことやってますね。
自分の理想とするものを自分で作ることって楽しいですよね。
でも、これだけの設備を整えるだけでもたいへんでしょう。
頑張って下さいね。
いい成果が出ることを期待してます。
面白いことやってますね。
自分の理想とするものを自分で作ることって楽しいですよね。
でも、これだけの設備を整えるだけでもたいへんでしょう。
頑張って下さいね。
いい成果が出ることを期待してます。
こんにちは
凄い!!^ ^
裏付けされたデータもそうですが
考えを実行してしまう事が凄い!
添加剤と菌床劣化の相関関係が
このプロジェクトで見えてくるのでは。
期待しております。^ ^
裏付けされたデータもそうですが
考えを実行してしまう事が凄い!
添加剤と菌床劣化の相関関係が
このプロジェクトで見えてくるのでは。
期待しております。^ ^
Re: こんばんは。
グリーンさん、おはようございます。
目標は高い方が良いですからね(笑)。
でもまだまだ先は長いです。
良いのが出来たら使って下さい。
目標は高い方が良いですからね(笑)。
でもまだまだ先は長いです。
良いのが出来たら使って下さい。
Re: こんばんは
Gullさん、おはようございます。
まずは製造方法とレシピを固めて、
少量でも良いものを作るところからだと思っています。
まだ先は長いです。
まずは製造方法とレシピを固めて、
少量でも良いものを作るところからだと思っています。
まだ先は長いです。
Re: こんばんは
ashtakaさん、おはようございます。
こちらこそご無沙汰してしまいすいませんです。
確かに自分で考えて作るのは楽しいですね。
何かあったらashtakaさんに発注しますので…(笑)
こちらこそご無沙汰してしまいすいませんです。
確かに自分で考えて作るのは楽しいですね。
何かあったらashtakaさんに発注しますので…(笑)
Re: こんにちは
チョネさん、おはようございます。
いえいえまだ始めたばかりです。
でも自分で考えたことを実行するのが楽しいです。
いろいろと見えて来れば良いのですが…。
いえいえまだ始めたばかりです。
でも自分で考えたことを実行するのが楽しいです。
いろいろと見えて来れば良いのですが…。